2016年1月21日木曜日

2016.01.21

最近気になってるSSWのMVがyoutube上のプレイリストにまとまっていて繰り返し音源聞いてるんだけど、MVがどれも1コーラス分しかないせいか中毒性というかリピートして再生したくなる。

でもそのMVが素晴らしくて何度も見てるわけじゃなくて。内容がハウススタジオで撮ったようなチープな趣や既視感のあるロケーションなど楽曲のもつ記名性や、そのジャンルが抱えてる文化的な背景が一切感じなくてトホホ感がすごい。

MVだけじゃなくて、パッケージ周りも寄り気味で撮ったポートレイトにも音楽のトーンを代弁したような趣になってなく 音楽の切実さとは裏腹に「ルックスで売ってる」プロモーションに誠実さを感じなかった。

ここ数年、自分もいろんなミュージシャンの活動をクリエイティブの面で手伝ってきて、自分たちの領域が優れていれば音楽が売れるわけじゃないのは痛感してるし、楽曲あってこそなんだけど。

それでも、楽曲やミュージシャンからにじみ出る今の姿を形成するまでのストーリーというか文脈的なものってやはり必要だなと、そのMVやパッケージ周りを見て感じた。機会があれば俺がもっと良いもの作ってやんよ、って考えるんだけど。

音楽とその背後にある文化と、それらを端的に表したクリエイティブが全部揃えられる現場があれば幸運だなと思ったり。統合力。


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