2012年10月12日金曜日

【告知】深宇宙パーティーに出演します


ってなわけで10/13は渋谷WWW(呼び方不明)でわが母校である多摩美の情報デザイン学科が主催するイベントに出演します。共演は多摩美の准教授であり音楽家のヲノサトル大先生です!!!緊張!!!!!!!


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学科設立10周年を記念して開催された「iddX ~宇宙パーティー~」から、早4年。2012年度より「メディア芸術コース」と名称変更し、メディア芸術の次世代を切り拓くコースとして、これまで以上に挑戦していきます。この名称変更を記念して、いっそう豪華なラインナップで「改名記念(お披露目)パーティー」を開催します。出演者はすべて、メディア芸術コースの教員、OB、在校生です。至極のライブ・パフォーマンスが誘う「深宇宙」へ。搭乗間近です!

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iddX2 ~深宇宙パーティー~
場所:渋谷WWW
日時:2012年10月13日(土)
開場:15:00
開演:15:15
終了:22:00

公式サイト>
info:多摩美術大学 情報デザイン学科メディア芸術コース

Artists
Live---
原田大三郎、山川冬樹、Typingmonkeys、K2(INOUE Keisuke + SATO Kimitoshi)、Macro Mantra Matrix、zolgelpro、TELESCOPE

DJ---
PLEASURE CHANNEL (a.k.a. Satoru WONO)(+VJ: Takashi Ohashi)、Boys Be kko、THE CLAUDECKS、Sato Kimitoshi

【上映】Campus Genius for SKY GATE VISION


もう終わってしまいましたが、、、成田国際空港出発ロビーに新しく設けられた大型有機ELパノラマビジョンで「学生CGコンテスト」の作品上映がありました。生で見たかった。。。

DEPARTURE Project vol.01
Campus Genius for SKY GATE VISION
期間: 9月7日(金)~13日(木)
場所: SKY GATE VISION
成田国際空港【第1旅客ターミナルビル】南ウィング4階
出発ロビー Gゾーン付近ウェイティングエリア

[コラム] DEPARTURE Project – 成田国際空港で若手作家を紹介
http://dep-art-ure.jp/?p=5977

【上映】『Your Thorn』が阪急うめだ本店で上映!


学生CGコンテストの受賞作品として『Your Thorn』が10月25日にオープンする阪急うめだ本店で上映することになりました。

9階から12階の4層吹抜け、高さ16mの大空間「祝祭広場」に設けられた巨大なスクリーン(6240mm×6480mm)で毎時2作品づつが順番に上映されます。上映される作品は、第13回から17回までの受賞作品の中から選ばれた17作品です。

学生CGコンテスト特別プログラム

会期:10月25日(木)〜

会場:阪急うめだ本店9F祝祭広場アートビジョン


詳細は学生CGコンテストのFBページへ!→リンク

【上映】『Your Thorn』がanim’est@ルーマニアで上映!


ルーマニアのブカレストでアニメーション映画祭「anim’est 」にて、cokiyuさんのMV『Your Thorn』が上映されました!(過去形!)JURY PROGRAMMEというアニメーション研究家の土居伸彰さんキュレーションによる特別プログラムの中にYour Thornが組み込まれました。土居さんのツイートで今回のプログラム内容の意図が解説されてます!




【上映】Damn What Ringtoneが100 films in 100 minutes@ロシアで上映!



ロシアで開催されるKyiv International Short Film Festivalのプログラム”100 films in 100 minutes”にて僕がディレクションしたHIFANAのMV『Damn What Ringtone』が上映されます。はじめこのプログラムのお誘いを受けたときは、よくこんなに映像見つけたな、、と関心してしまいました。

2012年10月10日水曜日

【ご報告】TOKYO ANIMA2012無事終了【満員御礼】

そんなこんなで、10/7~8の二日間行われたTOKYO ANIMA!2012-AUTUMNが無事終了しましたー。二日間で来場者はのべ1300人もの方に足を運んで頂き本当に嬉しいです!


TOKYO ANIMA!は毎年国立新美術館のホールで行われているので、映画館のような上映に最適とは言い切れない環境ですが、これだけ多様化された短編アニメーションを一同に見ることが出来て、尚かつフリーのイベントだけあって、普段商業アニメーションしか慣れ親しんでない人にとって、色んな意味でショックの大きいイベントだったんじゃないかな、と参加者の一人として感じています。

会場の入り口にあった看板。webサイトとは違って、ブルーを基調としたデザイン。

これが新美術館の上映会場。300人以上が入れるハコになってます。音響は低音が弱いんだけど、プロジェクターがかなり鮮明。データ上映なので映像がとにかくキレイで興奮した。イスが会議で使われるような持ち運び易い感じのタイプなので、90分座ってると、ちょっと辛くなってくるんだけど、ハコ自体がかなり広いので、300人入っても空間がゆったりしていて、落ち着いて観れるのは嬉しい。


プログラムが一つ終わるごとにお客さんが一気に入れ替わる。客層も、雰囲気が似てる人がぜんぜんなくて、プログラムの作品群のようにかなり多種多様なお客さんが集まってくれました。


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今回、短編アニメーションというジャンルの上映会に参加して、改めてCHANNELERの作品の見え方が変わってきました。webに配信することを前提にしたスピード感が、いろんな作品に囲まれて上映という形式になったとき、体感する作品の速度がBPM以上にアップテンポに感じたり、巨大なスクリーンに上映されることで、フォントのディテールがより鮮明に見えて、webで流すよりもAAの表情が強烈に立ち上がってくる瞬間は、とても興味深い発見だったと思います。

あと、個人的には水尻自子さんの『布団』との出会いは衝撃的でした。
自身のフェティッシュを探求するという、潔いテーマを長い時間をかけて突き詰めることで得ることができる強度の高い作家性。まるで抜きどころだらけのAVを見てるかのような勃起感の高いアニメーション。自分が今後作品を作り続けるとき、『同じテーマを探求する』ことの重要性を痛感させてくれました。


いま作ってる新作が完成させたら、今後どんな作品を作るべきかちょっと見えてきたような気がします。



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それと、改めて今回TOKYO ANIMAに誘って頂いた水江さん、運営を主導した藤田さん、本当にありがとうございました!機会があればまたTOKYO ANIMAに誘ってください&応援しています!!!


2012年10月5日金曜日

【VJ】cokiyu × metromoon at ShibuyaWWW 2012.09.25




at Shibuya WWW / 2012.09.25
cokiyu × metromoon

Animation/VFX: Takashi Ohashi
Movie/Still: Wataru Yamamoto
Switching: PLUM(Saori Shiroshita)
Painting: Akiko Nakayama

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set list
m1. Intro
m2. With My Umbrella
m3. Gdb
m4. Drag The Beast
m5. Mirror Flake
m6. Your Thorn
m7. See The Sun

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Archive crew
Photo: Wataru Yamamoto
Movie: Koya Yokoyama, Reona Takada
Edit: Takashi Ohashi

ってなわけで、先日行われた渋谷WWW(呼び方不明)でのcokiyu × metromoonのライブ映像がリリースされました。前回はWOMBのラウンジ(REPUBLIC vol.9)を360度プロジェクションされたVJで、パースや立体感、ビューポイントのある素材よりも、二次元的で模様やテクスチャーっぽいVJ素材を作って、異なるプロジェクターの出力が画面の端で切れてる部分が繋がる様に見せるアプローチを提案。ラウンジの壁がビューポイントのない装飾的な空間になり、まるで尾形光琳の絵画のような空間になることを狙いました(懐かしい。。。)


上の写真を見て頂ければなんとなく分かると思うのですが、今回は渋谷WWWのスクリーンが一つだけで、なおかつめちゃくちゃデカイということもあり、各メンバーが得意としてる作風をヤリきった素材を作って、ディテールで見せていく方向性で作り進めることに。改めてメンバーの紹介をしていくとCG/VFXが大橋史、実写素材が山本渉、オペレーションがPLUM、、とココまでは過去のVJでも共演したメンバーですが、今回はペインターとして中山晃子を加えた新体制をとりました。



上の動画は夏にメンバーと東京造形大の校舎をお借りして行ったテスト風景。中山をメンバーに加えた経緯は、REPUBLICでのVJをしたあとに、今後素材のクオリティとスイッチングの精度を上げていくと、ライブセットに対してコンセプチュアルな演出を取ったり、ビデオの素材で作家性を見いだすこと以外で他のプレイヤーと差別化を計りにくくなりすぐに行き詰まる予感がしました。そこでより即興性や偶然性のあることを取り入れたいと思う様になったのですが、流行りのリアルタイムによるオーディオ・ビジュアルに移行しても、すでに長い時間をかけてAfterEffectsを駆使したCG表現に拘ってきた自分の作風をVJのときだけ変えてしまうのも問題の解決の仕方として微妙だったと思います。出来ることならモーショングラフィックス界隈やクラブ界隈ではなく、文脈の異なるメンバーが欲しい。素朴で、すでに認知されたツールだけど誰にもマネ出来ないことをする人を呼びたい。。という思惑があったからです。


新しく個性の異なるメンバーを加えることで発生する問題は統一感だったと思います。VACANTでのリリパもREPUBLICのVJでも、8割は僕の手が介入したVJ素材なので、統一感という問題に直面することはありませんでした。しかし今回はCG、エフェクト、実写、ペイントというまったく異なるマテリアルを極力融合させずに統一感を出したかったので、水や植物、微生物といった関連性のある固有名詞が思い浮かぶ素材で統一しつつ、各々の個性をオムニバスに披露する自己紹介代わりのような演出になりました。融合させたくなかった理由ですが、metromoonの将来的な方向性のビジョンはWWWの演出とは真逆の『個性の融合』ではありますが、今回のパフォーマンスで、そのビジョンに到達する為には段階を踏む必要があると思いました。まず、改めて各メンバーの作家性を全面に出し、問題を見つけ、次の課題を設定する必要があったのが、その理由になります。


将来的には渋谷WWWのようなオムニバスな演出ではなく、メンバーの個性を融合させる合体技のようなパフォーマンスに移行していくと思います。デジモンのような段階的にステップアップするように、一段ずつ確実に成長していけるようになれたらな〜、なんて思いながら既に出演が決まった12月の某イベントに向けて気持ちを引き締めたいと思う次第です。次はcokiyuさん以外(DJを除く)のミュージシャンに初めてVJを付けるので、いろいろ楽しみっす。