2014年2月4日火曜日

OVERLAP 2014


ってなわけでvimeoにショーリールもといOVERLAP2014を公開致しましたー。
実はちょうど先日(2/1)発売されたばかりの「ブレーン」という雑誌のニュークリエイターというコーナーに自分の作品とか仕事を紹介してもらったんですが、ちょうど良いタイミングと思ってリールも公開しちゃおうと思いつきました。

前にリールを作ったのが2012年(学部〜大学院を修了までの作品)だったので、今回はフリーランスになってからの仕事とか作品が中心になってます。当時は"アカデミックに美術を学んでる"っていう事を意識的に作品やメディアでアプローチしていたんだけど、ちょっと畏まってた感じが作品から滲んでたかな、、と思っていた。今回リールを新しく作ってみて、学生時代に比べてユーモアみたいなものがより強調されつつ、勉強してます感というあざとさが薄くなったように思える。自分で言うのもなんだけど、大学を出てからそれなりに腕を上げつつ、考え方も変わってきているなとリールを作ってて実感した。

それと、リールのなかに入れたメグちゃんのMVや、まだ公開してないんだけど、3月に発表するMV(アメピグみたいなキャラが出てくるアレ)はドメスティックな文脈の濃いミュージシャンを海外の人にもウケる形でパッケージしようとしたビデオなので、今年は単に"流行との距離の置き方"で作風のバランスをとっていくことから、"文化の届け方"にもっと着目してよりポップでより鮮やかな表現へ昇華出来ると良いなー、、、なんて思ってます。

ところで、今回のリールのために曲をtomggg君に新曲を書き下ろしてもらったんだけど、前回のリールはCHANNELERでミックスを担当していただいた石田多朗さんとはまた作風の違ったトラックメイカーで、音大でアカデミックに作曲や電子音楽を学んだ教養がありつつも、マルチネレコード等のネットレーベルでのEPをリリースしつつsoundcloudで楽曲を発表したりと、今のダンスミュージックのトレンドを理解してるという、、、ちょっと特殊なポジションのミュージシャンです。



随分前にtomggg君のfizzやviviなどを聴いて、まるで日本のゲームミュージックのような劇的な展開、ユニークな音ネタに、某アイドルの声ネタを加工したメロディラインなど、近年の洋楽志向が強いモテ線ダンスミュージックとは違う作風と自分のモーショングラフィックがハマりそうだと思い、今回のリールの曲を作って頂きました。

さっき書いたような"流行との距離の置き方"とか"文化の届け方"という話にちょっと繋がるんだけど、tomggg君はサンクラ系トラックメイカー特有の「海外志向」「モテ線」とは違うんだけど、日本人の作る面白いダンスミュージックが作れてるところに惚れ込みました。今後はテクネとかの仕事をすごくやりたいので、是非tomggg君とはまたタッグを組んで面白い作品を作れたらなーと思ってます。



!!!というわけでお仕事お待ちしております!!!


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